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鼻をあげろ

 投稿者:庵主  投稿日:2014年 6月29日(日)23時10分44秒
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  今日観に行った映画は、ドイツ在住のロシア語翻訳者の、背中の曲がったお婆さんのドキュメンタリー。
悲しいかな、昨週の疲れが出て、冒頭部分は睡魔に襲われたので、違うかも知れませんが、、、
キエフ生まれの彼女は、ドイツ軍のロシア侵攻に翻弄された。やがてスターリン軍の回復に、迫害を恐れ、後退するドイツ軍とともにドイツに行った。そこでもしかし敵国人なのだ。幾つかのドラマを経て、二つの言語をつなぐ人生が始まったようだ。
孫娘?と故郷キエフに列車旅行をして、キエフの女学生相手に特別授業?。
その中に、私の語学の先生は素晴らしかった。翻訳仕事は鼻を上げるのが大切だと教えてくれた、と。
ある新聞記者は誤解してそのまま記事にした。そして、鼻持ちならぬ高慢ちきな女との評がたった。
だが違う。先生の意味は、尺取虫のように文を追うな。鼻をあげ、文章全体を見て、それを内面化し、翻訳文を産み出せ、と。
翻訳に限らず、すべてのことに通じる言葉でしょう。
映画の最後は、老年の男性編集者とドストエフスキーの新訳に対し、一語、一句、一コンマをゆるがせにしない読み合わせをしている姿に感激した。
名文には、名編集者が影にいるものだとも納得。
感激の熱が冷めない間に。敬遠ぎみだったドストエフスキーに挑戦と、亀山郁夫訳を求めに書店に行ったが、亀山訳はなく、岩波にするかそれとも、、、悩んだ末に、Eテレの「100分DE名著」のテキストだけを買った。これだけで終わったら。元の木阿弥なので、誰の訳にするかは来週中に結論を出します。。。。
 
 
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